国 / 地域を選択

医療従事者の 10 人中 5 人が皮膚関連反応を報告

ラテックスアレルギーを発症する可能性は、医療従事者による皮膚関連反応の報告件数よりも低くなっています。 ただし、ラテックスアレルギーはまれに生命を脅かすことがあり、一方で化学物質によるアレルギー(アレルギー性接触皮膚炎)は、検知されない場合キャリアの喪失につながる可能性もあります。 医療従事者がリスクを認識し、アレルギーを予防するために何ができるかを理解するための継続的な教育は、より安全な職場づくりに役立ちます。

皮膚に関連する反応は、I 型ラテックスアレルギーよりも多い

ラテックスフリーの環境へと変化するための提唱者となり、あなたとご勤務先スタッフのラテックスおよび化学物質アレルギーの発生をなくす、または減らすお手伝いをします。

医療従事者のラテックス感作率は 10% ~ 17% とばらつきがあります。1,2

職業性皮膚反応を有する医療従事者の 49% 以上が、IV 型化学物質アレルギー(アレルギー性接触皮膚炎)を発症しています。3

アレルギーのうち、最大 82% が加硫促進剤によって引き起こされます。3,4

ラテックスフリー素材のみを使用した場合、感作した個人の88% でラテックス特異的 IgE 抗体が減少します。5

アレルギーを引き起こす化学促進剤

あなたやあなたのスタッフが着用する手袋に何が使われているかを知ることは、非常に役立ちます。 ラテックス手袋およびラテックスフリー手袋の製造に使用される化学促進剤(加硫促進剤)の中には、アレルギー性接触皮膚炎(IV 型の化学物質アレルギー)を引き起こすことが知られており、皮膚に関連する事例のアレルゲンとして報告されているものがあります。

手袋の製造に使用される加硫促進剤は、原料を丈夫で伸縮性のある手袋フィルムに変えます。

手袋製造の進歩により、加硫促進剤は、完全に除去されるか、感作を起こさないことが証明された生物学的に安全な化学促進剤で代用されるようになりました。

進化した手袋により、既知のアレルゲンへの感作をどのように回避できるかをご覧ください。

臨床レポートをダウンロードする

まだラテックス手袋を使用していますか? 知っておくべきこと

ラテックス手袋の着用者からの抵抗や、ラテックスフリー手袋に移行するためのコストの問題から、ラテックス手袋がまだ病院内で使用されている場合は、目に見えないリスクを明らかにするお手伝いをさせてください。

参考文献:

  1. De Queiroz M, Combet S, Berard J, Pouyau A, Genest H, Mouriquand P, Chassard D. 2009. Latex allergy in children: modalities and prevention. Paediatric Anaesthesia. 19: 313-319.
  2. Brehler R, Kütting B. 2001. Natural rubber latex allergy. Archives of Internal Medicine. 161: 1057-1064.
  3. Higgins C, Palmer A, Cahill J, Nixon R. Occupational skin disease among Australian healthcare workers: a retrospective analysis from an occupational dermatology clinic, 1993-2014. Contact Dermatitis. 2016;75(4):213-22.
  4. Heese A, Hintzenstern JV, Peters K, Koch HU, Hornstein OP. 1991. Allergic and irritant reactions to rubber gloves in medical health services. Journal of the American Academy of Dermatology. 25:831-839.
  5. Hamilton R, Brown R. 2000. Impact of personal avoidance practices on health care workers sensitized to natural rubber latex. The Journal of Allergy and Clinical Immunology. 839-841.

 

これらのページの内容は医療従事者のみを対象としています。提供される情報は一般の方を対象としたものではありません。専門家以外の方は、閲覧にあたってはご自身の判断に委ねられます。