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Ansell Ltd.

アンセル、耐透過使い捨て手袋TouchNTuff™93-800を発表
業界初アセトン耐性15分以上の使い捨て手袋が国内で取り扱い開始

2025年 12月 1日、東京、日本 – 保護ソリューションのグローバルリーダーである Ansell Limited(アンセル 、ASX: ANN)はアセトン耐性15分以上を実現した業界初の耐透過使い捨て手袋TouchNTuff™93-800(タッチンタフ)を、国内で今月より取り扱い開始したことを発表しました。

労働安全衛生法改正に伴い、化学物質ばく露による作業環境での危険性へリスクアセスメントが問われる中、現場では作業員の安全を包括的に守るための先進的な防護ソリューションが求められています。化学産業をはじめ、塗装、金属加工、印刷、航空宇宙、自動車、海洋産業、ライフサイエンスに至るまで、ケトン類を代表するアセトンとメチルエチルケトン(MEK)は、溶剤などとして幅広く利用されています。また、吸入や皮膚からの吸収が速いため、皮膚接触時間が長くなると全身への吸収量が急激に増加することが明らかになっています*。

従来の使い捨て手袋では、アセトンやMEKといった有害化学物質への対応に限界があり、十分な保護性能を確保するため、分厚い手袋の使用や使い捨て手袋の二重装着、数分ごとの手袋の交換などで対応せざるを得ませんでした。これらの対策は一定の安全性を担保できる一方で、操作性や利便性を損なう課題がありました。

アンセルの最新技術を備えたTouchNTuff™93-800はこれらの課題への対策として開発されました。TouchNTuff™93-800は、アセトンに対して15分以上の耐性を有し、多様な産業分野における危険な化学物質や作業環境で、高度な保護を提供します。アンセルは5万件超の透過データを有しており、
TouchNTuff™93-800のその性能はEN ISO 374-1 Type A 、ASTM F 739、JIS T 8116:2005適合によって裏付けられており、独自のMICROCHEM™ケミカルバリアテクノロジーを採用したTouchNTuff™93-800は、ネオプレン、ニトリル、天然ゴムラテックスを組み合わせた革新的な多層構造により、強刺激性化学物質に対して優れた耐性を発揮し、二重手袋の使用を不要にします。

さらに、機械的特性はEN 388に準拠しており、摩耗耐性レベル2、引裂耐性レベル1および切創耐性、ISO切創耐性レベルAを備えています。これにより、摩耗・切断・破断などの機械的リスクに対する二次的危険防護を提供し、総合的な安全性を高めます。

さらに、人間工学に基づいた柔軟な設計により、フィット感と操作性を重視した設計で、従来の再利用可能な手袋と比べて、指先の細かな動きを必要とする作業においても快適な使用感を実現しています。

TouchNTuff™93-800は、現代の多様な産業での作業環境が抱える課題に対応する待望の包括的なソリューションを提供します。アセトンに対する優れた防護性と強化された機械的特性を備えており、多様な分野の現場を支える作業者や企業に安全と安心をもたらします。

アンセルについて

1893年にオーストラリアの自動車タイヤ工場として創業したアンセルは、130年以上にわたり事業を展開し、医療および産業分野における個人用保護具を総合的に取り扱う、安全保護具業界のグローバルリーダーとして、世界中の現場に安全と安心を届ける製品・サービスを提供してきました。

アンセルは、世界100カ国以上で1,000万人を超える方々の安全を支えており、様々な環境下における保護手袋や防護服、ソリューションの提供を通じて、豊富な経験と透過データ、ノウハウを蓄積してきました。これらを基に、お客様のニーズを常に先取りし、職場に潜むリスクを予測・予防・保護する製品・サービスを提供することで、安全で持続可能な職場環境の実現をサポートしています。

HyFlex™、GAMMEX™、BioClean™、MICROFLEX™、AlphaTec™ といったアンセルの主力ブランドに加え、2024年にはキンバリークラーク社の個人保護具(KCPPE)事業を買収し、KIMTECH™ブランドが新たにラインアップに。これにより、製薬業界や半導体製造業など、より多様化・高度化するお客様のニーズにも対応できる体制が整っています。

*深堀氏らによって行われた1990年の研究では、アセトンの皮膚ばく露が2~4時間続くと、血液、呼気、尿から測定可能なレベルのアセトンが検出され、さらに皮膚接触時間が長くなると、全身吸収量は単純な比例関係以上に増加することが明らかになりました。 この研究では、2~4時間の皮膚ばく露が2時間の吸入と同等の影響を及ぼすことが示され、リスク軽減策として保護手袋の必要性が強調されています。


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